2015年03月30日

設備搬入の裏側

皆さんこんにちは。
今回はメンバー内で唯一の製造部所属、梶原がお送りします。

さてそんな僕から一つ、皆さん設備搬入ってどうやってるか知ってます?
具体的に何をしているの?について詳しい人の方が少ないんじゃないか?
そう思い、何年か前の設備搬入の時の写真や業者さんに教えてもらったメモが残っていたので今回は設備搬入の裏側について少しご紹介をしようと思います!
既存設備を少しでも移動させる場合も、同様の作業になります。
ほとんどの作業は業者さんにお願いしている内容です。
小さな設備に関してのみ、社内でやったこともあります。


・どうやって運んでるの?

これは設備の重さによりけりで、約45トンの力が出る小型プレスはフォークリフトで直に運べるみたいです。
それ以上の大きさの設備になると、リフトでは運べなくなってしまうので、プレスを地面から少し浮かせ、リフトで「引っ張る」ことで動かしています。
プレスは大変背が高く、重心が高い位置にあります。運ぶ際には慎重な作業となります・・・。

設備 搬入 の裏側 写真のプレスに「150」と書いてある部分がそのプレス機の工程能力を指しています。
この写真のプレス機なら約150トンの工程能力を備えています。
プレス機本体の重さは工程能力のおよそ10分の1だそうです。

因みに床面が油を吸ってしまっていると、リフトのタイヤが滑って上手く運べなくなってしまうようです。
(※タケダはそうならないよう、床面については日々掃除します。)

・移動したあとは?特別なことはしてるのか?

プレス機というのはまっすぐ立っていなければ加工した際、寸法が入らなかったりなどのトラブルが発生します。
そもそも見た目的にも悪いですね。
少しでも移動した際には必ずこういった、地面に対してプレスを平行にする作業が行われます。
これが所謂「芯出し作業」です。

この芯出し作業、実は設備搬入で一番時間のかかる作業なんです。
水準器と呼ばれる物をプレスに置き、角度を測ることで調整を行っています。
数値で表すと0.02mm!髪の毛の太さよりも少ない数値を調整で出しています。

また、複数のプレス機を並べ、ロボットアームなどが各プレス機を行き来するような設備は、各プレス機の位置関係の微調整をしなければならないため、
大変な作業になります(搬入予定日ギリギリまで苦戦することもあるとか…)

設備 搬入 の裏側 ↑赤外線を右図の様に、溝の中央に照射させる。溝はプレスに必ずあるため
奥に見えるプレスの位置がズレていた場合、赤外線が溝の中央を通っていない。

芯出し作業が終わったら一次電源等をわが社の設備保全担当で復旧させ、正常な製品を加工できるかどうかのテスト、所謂トライを行います。
実はここでも色々トラブルがあったりなかったりするのですが・・・
今回は話がそれる為割愛します。


・設備の移動ってなんでやるの?
搬入だけでなく既存設備の移動によるレイアウト変更もあります。
模様替えですね。
目的は運搬のムダや、スペースの確保等、作業改善が主になっています。
特に安全面に置いて、段取り作業(金型を変える)や加工の際、やり辛いまま作業をしていればケガに繋がる恐れがあります。最初の頃は安全に気を付けて作業はしますがやはり慣れてくると作業が雑になり、結果的に危険作業になってしまうことがあります。
(僕もヒヤリとしたことがあり…その体験から気をつけるようにしています。)
危険作業をなくすことによって、作業がしやすくなり、結果的に段取り時間等も短くなって・・・と良いことづくめです。
設備移動の費用は安いものではありませんけどね!
それに、設備移動を行う場合はお客さんに申請が必要です。
今までの大変な作業を見てもらえば分かりますが、移動させた設備は「大きな変化点」となります。
製品の品質維持が保証できるかどうか、承認を得なければなりません。


設備搬入・移動の裏側を勉強したときは、純粋に思ってたよりも手間暇が掛かっているんだな、と思いました。
なんでしょう、簡単に考えすぎてました。リフトで直に運んで終わり!みたいなものだとばかり・・・
大なり小なりプレス機を水平に保つ作業なんかはあるんだろうな、とも思ってましたがここまでとは・・・とても新鮮でした。

今後も設備搬入がある際は見学なんかもしてみたいなぁと少し思いました



作業の邪魔にならない範囲で、ですが!




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